日本株式 1月早々の荒れ相場の話
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2日の為替の荒場については既報の通りですが、本年の大発会(1月4日)で
716億円のETFを購入しています。あそこで購入しなければ、市場が絶望して
株価の下落が止まらなかっただろうとの観測です。
実際相場に参加する者であれば、損した後 斯様な事実を確認しても
役に立ちません。されど事実として日銀昨年(2018年)1年間の、日銀の
ETF購入額は6兆5,060億円と、過去最高額に達しています。
これだけ買っても株価が上がらないのは異常事態です。
市場参加者にとり、日銀の斯様な行動に慣れが出て、買いが入っても
驚きませんが、私は過去、こうした買い占めによる結末も経験則として
持っています。
通常、この金額の買いがあれば、どこかのタイミングで暴騰してもおかしくない。
・特に大口の市場参加者にとり、あまりにも手の内が見えすぎていた感が
あるかもです。昨年の海外勢の日本株の売越額は5.3兆円と、31年ぶりの
購入していたものの、いまだに改革の成果がはっきりしないため、2016年
より売り越しに転じています。
今では外国人が売り、それを日銀がETFを通じて購入する、というトレンド。
日銀の買い占めが臨界点に達し、海外勢が買わず売り浴びせ、更に債券市場も
同時にショートされたらとの予測も私はしています。